JICA本部で報告会

2023年3月20日

2023年3月20日、タイ人メンバーがプロジェクト目標であるスマート交通戦略の考え方をまとめたスクンビットモデル案を、JICA本部で報告しました。報告会には、タマサート大、カセサート大、チュラロンコン大から計5名のタイ人カウンターパート、中部大の林良嗣教授他2名が参加し、JICAのプロジェクト担当部長他3名、JSTの環境・エネルギー分野研究主幹他2名へ報告しました。スクンビットモデルは、タイの土地交通政策者とバンコク市民(以下ステークホルダ)への提案書であり、土地と交通利用の現状や課題、バンコクの中長期的なQOL向上と低炭素社会実現のための戦略と道筋などの提案、研究エビデンスに基づく解決策をまとめました。プロジェクトメンバーは、今後ステークホルダの意見を反映しつつ、エビデンスの補強、ガイドラインや具体的なツールを早期に完成させ、2023年中にスクンビットモデルを完成する計画を発表しました。JICAとJSTから質問やコメントを得ることができ、スクンビットモデルの内容をより良くする機会となりました。

【画像】

スクンビットモデルを報告するタイ人研究者たち

【画像】

JICAとJSTからの質問とコメント

【画像】

質疑応答するタイ人研究者たち

【画像】

報告会終了後の集合写真

2023年3月14日~19日、タイ人メンバーはスクンビットモデルを策定するため、中部大、高山市、富山市を訪問しました。一行は、中部大学長と高山市長を表敬訪問後、SDGs未来都市高山市内ホテルで日本側メンバーと合宿し、スクンビットモデルについて集中協議しました。また富山市で公共交通施設を視察し、日本の次世代モビリティも体験できました。

【画像】

中部大学長表敬訪問

【画像】

高山市市長表敬訪問

【画像】

スクンビットモデル策定合宿の様子

【画像】

林教授のレクチャー

【画像】

タイ人研究者との意見交換

【画像】

富山市で次世代モビリティを体験したタイ人研究者

写真提供:中部大