ホアビン省の在来ブタ生産に係る現況調査が行われました

2016年2月19日

プロジェクトでは2015年12月、ホアビン省の在来ブタに関する現況や飼養管理状況を把握する目的で、調査を行いました。この調査は約3週間かけて実施され、ホアビン省6地区において212件の農家の聞き取りや270個の耳介皮膚組織の収集を行いました。ホアビン省全体の農業畜産分野の状況をはじめ、在来ブタ生産農家の社会経済状況、在来ブタの個体情報などが収集された結果、ホアビン省における在来ブタ生産状況の現況が明らかになり、今後プロジェクトで在来ブタ農家の生産性向上の為の飼養管理技術を指導していくにあたって、貴重な情報を提供してくれました。

1月11日(月)には日本からの研究者も参加して、ホアビン省において調査報告会が行われ、調査に協力した6地区からの代表も交えて、ホアビン省の現況について協議を行いました。調査結果に基づいて、プロジェクトでモデル農家支援の活動を展開する地区として、在来ブタの多く残るダバック地区が選定されました。

プロジェクトでは3月からダバック地区で迅速評価調査を実施、選定基準に合致したモデル農家の選定を経て、活動を進めて行く計画です。

(文責 山岸信子 プロジェクト業務調整員)

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農家インタビューの様子

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耳介皮膚組織の採取を行う