動物衛生セミナーが開催されました

2018年10月12日

10月12日、ベトナム国立農業大学(Vietnam National University of Agriculture=VNUA)において、「動物衛生ワークショップ」が開催されました。本ワークショップには、両国プロジェクト関係者の他、ベトナム国農業農村開発省、動物衛生部門(Ministry of Agriculture and Rural Development-Department of Animal Health=MARD-DAH)、日本側から国立研究開発法人、農業・食品産業技術総合研究機構(National Agriculture and Food Research Organization=NARO)、国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organization=FAO)の専門家ら、37名が出席して、ベトナム内外における豚感染症の現状と課題について様々な報告がなされました。

本プロジェクトからは、プロジェクト活動地域のホアビン省ダバック地区における豚感染症の状況について、2015年のプロジェクト開始から集められたデータをもとに、血清疫学調査の結果が報告されました。また、ベトナムにおいても侵入が心配されるアフリカ豚コレラに関して、現場での診断についての課題や万一の侵入に備えた予防と対策についてFAO専門家から、ベトナムからの豚の輸出手続きについてMARD-DAHの専門家から紹介がありました。

本ワークショップでの討論を通じて、ベトナム在来豚をとりまく感染症の現状、課題と対策、輸出検疫にかかる貴重な情報を日越関係者で共有することができました。

(文責:山岸信子、プロジェクト調整員)

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