プロジェクト開始

2017年10月8日

プロジェクトがスタートしました

2017年10月8日に、日本人専門家が2名初めてベトナムに赴任し、ベトナム国「診療報酬及び保険適用診療サービスパッケージ改善プロジェクト」が始まりました。プロジェクトは、ベトナム保健省健康保険局(Department of Health Insurance)、計画財務局(Department of Planning and Finance)、及びベトナム社会保障(Vietnam Social Security)をカウンターパートとして2年間活動を行います。

プロジェクトの活動内容

プロジェクトでは、診療報酬支払方式及び保険適用サービスパッケージの運用の仕組みを強化するとともに、健康保険制度改善に向けた戦略計画を策定することを目的として次の活動を実施します。
1.エビデンスに基づく最適な診療報酬支払方式の策定
2.エビデンスに基づく保険適用サービスパッケージの開発
3.健康保険およびサービス提供管理のためのIT活用およびIT能力強化
4.国家健康保険政策カウンシルの機能および能力強化
5.健康保険の審査ITシステムの改善
6.健康保険加入促進策の提示
7.健康保険システム改善のための戦略計画の策定

プロジェクトショートネーム

プロジェクトショートネームがSHIP(Strengthening the Health Insurance Program:シップ)に決定しました。
ベトナム国民の健康増進や持続可能な健康保険制度運営という目的達成のために、関係するステークホルダーが同じ方角を向いで共に進んで行く船に例えています。時には荒波や嵐、前が全く見えない濃霧に遭遇することもあるかもしれません。そんな時も船員同士が知恵や技術を出し合い、助け合いながら目的地にたどり着いていく、という想いが込められています。
ちなみに、保険の起源は古代オリエント時代の船にあると言われています。この時代には地域間で船による交易が盛んに行われていました。しかし、その交易には自然の猛威や盗賊・海賊などによって大きな危険(リスク)を伴っていました。これらのリスクに備えたのが保険の起源だと言われています。

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プロジェクトのメンバー(日本人専門家とベトナム人スタッフ)