遠隔による第2回合同指導委員会(JSC)会議の開催

2020年12月2日

第1回JSC協議から9か月後、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当初計画より3カ月ほど遅れましたが、無事に2020年12月2日(水)に第2回JSC会議を開催することができました。2020年4月以降、ワーキング・グループ(WG)会議を遠隔で開催しており、第2回JSC会議も同様に遠隔で開催しました。第2回JSCでは、ベトナム側からは建設経済庁(SACE)の局長を筆頭に、建設経済院(ICE)、建設・都市幹部育成センター(AMC)、国際協力局(ICD)の関係者が、また、日本側からは在ベトナム日本大使館、JICAベトナム事務所、JICA本部の関係者が出席しました。

第2回JSC会議では、技術協力プロジェクトの指針となるプロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)の指標が主に議論されました。PDMとは、プロジェクトに必要な活動、投入、成果、目標等をまとめた表です。PDMにおいて指標とは、プロジェクトが目指す具体的な達成度や基準値のことを言います。最適なプロジェクトの実施を目指す上で指標の設定は、非常に重要で、その指標を本JSC会議で、無事、正式に決定することができました。

また、プロジェクトの2年次には、材料、労務、機械の歩掛や単価に加え、間接費に関するパイロット実態調査を実施します。このパイロット実態調査実施に向けて、現地の建設業者等との意見交換会を今後実施する予定です。

現地の建設業者等との意見交換会の様子は、また、報告させていただきます。

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2020年12月2日 第2回JSC会議(現地での会議の様子)

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2020年12月2日 第2回JSC会議(日本からリモートによる参加)