1年ぶりの短期専門家渡航(2021年3月)

2021年6月8日

世界で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大が止まらない状況ですが、現地での活動を進めるため、ベトナムでの感染状況を注視しながら必要な安全対策を講じた上で、短期専門家2名がベトナムへ渡航しました(2021年3月のベトナム国内の1日あたりの感染者数は約0.6人。)

ベトナムでは、国内感染が発生・拡大しないよう、感染症対策が厳しく実施されています。首都ハノイにあるノイバイ空港に到着後、隔離ホテルに移動する際は写真のように防護服を着る必要があります。隔離ホテルに到着後は2週間の強制隔離、その後、各自の滞在先で2週間の自主隔離を行いました(現在は、通達の変更により、強制隔離3週間、自主隔離1週間です)。

強制隔離期間中の生活を紹介します。隔離ホテルの部屋は、日本のビジネスホテルの2倍程度の広さがあり、ゆったりとした空間でした。食事は3食お弁当で、タオル等のアメニティと共に、定時になると部屋のドアの前に置かれています。食事やアメニティを用意してくださるホテルの皆さん、防護服を着てしっかりと対策が取られています。

強制隔離期間中のPCR検査も陰性で、自主隔離期間も不調なく過ごした後、ようやく建設省(MOC)のプロジェクトオフィスで業務をすることができました。専門家にとって、カンターパートやローカルスタッフと直接対面で会うのは約1年ぶりです。

この渡航で、第3回JSC会議(合同指導委員会による会議で、半年に一度開催し、プロジェクトの進捗状況を確認する重要な会議)の開催、現地施工業者との意見交換会、PR動画の撮影等を実施しました。各活動の様子は、別途、ご紹介します。

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防護服を着こむ短期専門家

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集中隔離のホテルの部屋

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強制隔離中の朝食

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強制隔離中の夕食