短期専門家(間接工事費)へのインタビュー

2022年3月17日

短期専門家(間接工事費)へのインタビュー(質問者:広報担当短期専門家)

間接工事費(現場の管理費等、プロジェクト完成に必要な間接的な費用)の積算制度改善を担当する短期専門家(以下、「専門家」)が2月3日~3月17日まで、現地業務に従事しました。新型コロナウイルス感染症の影響を受け渡航が延期されてきたため、当分野専門家の渡航は今回が第1回目に当たります。現地業務を終えた専門家に話を聞きました。

質問者:間接工事費の積算制度改善について今回の渡航目的を教えてください。

専門家:これから始まるパイロット実態調査に向けた最後の調整です。

質問者:間接工事費に係る日本・ベトナムの違いについて、一例を挙げて教えいただけますか?

専門家:工事規模に関わらず間接工事費率が固定されているため、少額規模では間接工事費が不足し、大規模工事では工期延長になった場合に不足する可能性があります。

質問者:建設工事の間接工事費が改善されたら、ベトナムにどのような影響や利益が期待されますか?

専門家:優秀な技術者の長期雇用や今後のプロジェクト開発に向けた人材育成による品質向上、また現場環境向上による安全性の向上が期待されます。

質問者:今回コントラクターを訪問されていましたが、新しい発見等ありましたらお聞かせください。

専門家:初めての訪問で日本との比較を行っている段階で、発見とういうより今は情報収集の段階です。

質問者:今回の活動を終えて感想はいかがでしょうか?

専門家:スケジュールが予定通りに進まない中でも、いろいろな方々のサポートがあり情報収集をすることができ、周りの方々に感謝しています。

質問者:活動の課題、今後の予定等を教えてください。

専門家:次の渡航時には、カウンターパートと一緒に各社へのヒアリングも含めて資料収集を開始し、目標の成果が得られるような方向に導いていきたいです。

質問者:最後に余談ですが、今回のベトナム滞在で、仕事以外で印象に残っていること、生活、文化、食べ物等について教えて頂けますか?

専門家:ローカルフードが美味しかったです。得にバインミーは2日に1回は食べ歩いていたくらい気に入りました。また、ベトナムコーヒーが美味しく、昼休みや休日はカフェでのんびりと過ごす時間が好きでした。他にもブンチャー、コムガー、チェー、ヒマワリの種など、数え上げたら止まらないくらいです。

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バインミー

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ブンチャ