本邦研修(ドローン研修)

2022年10月28日

本プロジェクトでは2019年11月に、ドローンを活用した特殊橋梁点検研修を行いました。(2021年11月14日ニュース)。この研修を通じ、カウンターパートであるザンビア道路庁(RDA)はドローンを活用した橋梁点検の必要性を認識し、自らの予算で橋梁点検用ドローン3機を調達しました。しかしながら、RDAではドローン運用の経験がないことから、2022年10月、RDAの橋梁点検技術者7名を日本に招き、ドローンによる橋梁点検技術を学ぶ研修を行いました。研修では、ドローンの基礎知識、飛行条件、安全性などの講義の他、実際にドローンを使用しての操作訓練を行いました。中でも、千葉県君津市役所からは、限られた橋梁維持管理予算の効率化を図るため自らドローンを活用し橋梁点検を行う「君津モデル」について講義を頂きました。ザンビア国も、予算や人員の制約など同様の課題を抱えていることから、参加者からは高い関心が寄せられ、今後ザンビア国の維持管理予算をどうすべきか検討する大きな刺激になりました。

本研修参加者は帰国後、ザンビア国航空局の正式な飛行ライセンスを取得し、現在、ドローンを活用した橋梁点検を行っています。サイクロン等自然災害も多数発生するザンビアにおいて、ドローンは橋梁点検のみならず道路災害調査などの緊急時対応にも活用される予定です。

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ドローン操作方法を学んでいる研修生

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ドローン操作訓練を行っている研修生

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ドローン操作練習を行っている研修生

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実地訓練を受けている研修生

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記念写真

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ルアングワ橋橋脚においてカウンターパートへのクラック補修実技指導

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ルアングワ橋ケーブル錆びへの補修(タッチアップ塗装)