青年海外協力隊ラグビーインドネシア代表コーチへ!!

2019年7月12日

JICAボランティア事業 〜日本人初のラグビーインドネシア代表コーチ〜

ハーフタイムに選手たちに指導する比嘉隊員

戦況を見つめる比嘉隊員

試合風景(相手陣地深くまで攻入るインドネシアチーム)

流通経済大学(茨城県龍ヶ崎市)ラグビー部の元コーチで、現在JICA海外協力隊としてインドネシア各地でラグビーの普及活動と協議指導にあたっている比嘉 昴(ひが・すばる)隊員は、その熱心な活動がインドネシアのラグビー協会に認められ、日本人として初めてラグビーインドネシア代表コーチに就任し、今年6月にインドネシアのジャカルタで開催された2019 Asia Rugby Championship Dv.3(ARC)という国際大会に挑みました。

2019年6月23日:インドネシア代表 10 - 63 中国代表
2019年6月29日:インドネシア代表 12 - 42 インド代表

インドネシアはラグビー世界ランキング105位中102位です。ARCで対戦した中国(同87位)とインド(同82位)は格上でした。残念ながら敗れてしまいましたが、どちらの試合でもトライを決めるなど、比嘉隊員はこれまでの活動の手ごたえも感じていました。

試合後の比嘉隊員コメント

試合後ノーサイド(インド戦)

練習風景(スクラム)

「初めてインドネシア人のみで挑んだ今大会では約10名の選手を代表選手としてデビューさせることが出来ました。中国とインド代表との試合を経験して、自身とインドネシアラグビー界が超えなければならない壁を肌で感じたと思います。その支援を、JICAを通して、日本ラグビー界が行なっていければと思います。」

流通経済大学はJICAと3年間の連携協定を2017年に締結し、インドネシアラグビー協会との活動を開始しました。これまでにラグビー部の学生16名及び教員2名がインドネシアラグビー協会に派遣され、現地で約6,500名の児童生徒及び学生を対象にラグビーの普及活動を実施してきました。また、日本ラグビートップリーグもこの流通経済大学の活動に賛同し、2018年3月及び2019年3月に流通経済大学を通じて、ラグビー用具をインドネシアラグビー協会へ提供しています。


※国際協力機構(JICA)は、開発途上国の開発へ貢献するために、一般公募では人材の確保が困難な分野において、日本の大学の知見・人材の有効活用し、大学が持つ専門性を生かした効果的な国際協力活動を実施する大学連携事業実施しています。