JICA筑波・農業共創ハブ

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「農業共創ハブ」は、JICA筑波で2020年度から開始された、新しい農業技術と国際協力、日本のパートナーと開発途上国を結び付け、様々なアクターと共に、イノベーションで開発途上国の農業分野の課題解決に取り組む活動です。

最新ニュース

農業共創ハブとは?

JICAは、2020年度より、スマート農業をはじめとする新しい農業技術の国際協力への導入や、途上国向けの技術の共創、そしてこれらの技術に通じた農業分野人材の育成強化を目的とし、JICA筑波で農業技術・農業人材共創拠点(通称:農業共創ハブ)活動を開始しました。

JICA筑波は、圃場・ハウス・実験室などの施設を有し、農業分野の行政官や普及員を研修員として多く受け入れています。また、研究学園都市つくば市の周辺には農研機構や国際農林水産業研究センターをはじめとしたいくつもの研究機関が拠点を有しています。さらに、農業県茨城には農業分野の民間企業も多く存在します。農業共創ハブは、このような地の利と強みを生かし、3つの柱を軸に事業を実施しています。

<農業共創ハブの3つの柱>(注)詳細は「農業共創ハブの3つの柱の内容」をご覧ください

  • 農業技術にかかるビジネスマッチング
  • 新規農業技術の研修事業への導入と外国人材受入支援
  • 開発協力人材育成

農業共創ハブは、民間企業・大学・研究機関等の国内各地の多様なパートナー、途上国からの研修員や海外で活躍する国際協力人材との連携を強化し、新しい事業や技術の共創を通じて、途上国及び日本国内の農業開発に貢献してまいります。

農業共創ハブの3つの柱の内容

民間連携事業×研修事業:農業技術にかかるビジネスマッチング

  • 研修員と企業との意見交換会の実施
  • 製品や技術の展示紹介
  • 関連企業間の意見交換会の実施
  • 草の根技術協力、中小企業・SDGsビジネス支援事業等の事業実施者による取組紹介

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企業の商品に研修員も興味津々で活発に意見交換

研修事業×新規農業技術:新規農業技術の研修事業への導入及び共創

  • スマート農業技術の紹介・導入を目的とした課題別研修の実施
  • JICA筑波圃場での新規農業技術の活用
  • JICA筑波圃場における研究機関・民間企業の新規農業技術・製品の開発・実証実験

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圃場をドローンで撮影、画像解析し、圃場の高低差を色分けしました

開発協力人材×新規農業技術

  • 専門家ブラッシュアップ研修・協力隊リフレッシュ研修の開催
  • 開発コンサルタントへのJICA筑波施設の貸与
  • 新規技術の試行を通じた人材育成

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敷地内ハウスでスマホアプリケーションを使用した病害診断研修を実施

JICA研修員とは?

JICA筑波では、開発途上国の政府職員(行政官、技術者、研究者等)を研修員として受け入れ、農業分野を中心に毎年60コース以上の研修を実施しています。年間約700人の研修員が、JICA筑波で学んでいます。

主要な農業分野研修コース概要

上記以外の研修コースは以下リンクをご覧ください。

農業共創ハブで実証・展示中の製品・技術

これまでJICA筑波では、以下の製品・技術を実証・展示しました。概要・導入効果・実証期間・場所などは、それぞれの製品・技術の欄をクリックしてご覧ください。

農業共創ハブでは、パートナーを募集しています

JICA筑波は、農業共創ハブに参画いただける専門家・民間企業・大学・研究機関を募集中です。
研修員とのマッチング、圃場を使用した実証などにご関心のある方は、以下の「お問合せ」先にご連絡ください。
詳しくはこちらのパンフレットをご覧ください。

リンク集

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JICAが民間企業の皆様と展開している事業をご紹介します。

JICAが途上国で実施している農業・農村開発分野の取り組みをご紹介します。

アフリカ進出に関心をお持ちの本邦の農業機械メーカー等の進出・ビジネス促進を支援する枠組みです。

お問い合わせ先

JICA筑波センター 研修業務課
メール:tbicttp@jica.go.jp