アフリカ×研修員×民間企業等による「農業共創セミナー」を開催します(2025年5月23日)
掲載日:2025.04.14
イベント |
JICA筑波は、毎年途上国から600名近い研修員を受け入れています。JICA研修員は、日本で得た知識や経験、ネットワークを帰国後、母国の国づくりに生かすことが期待されています。今般、JICA研修員と日本の民間企業等の交流や学びを目的とする「農業共創セミナー」を開催します。本セミナーは、新しい農業技術と国際協力、日本のパートナーと開発途上国を結び付けることを目的として、2021年から開始しており、今年で7回目となります。
今年の夏、8/20-8/22には横浜で第9回アフリカ開発会議(TICAD9)が開催されることも踏まえ、今回のセミナーには、アフリカ諸国における先進農業技術の導入促進を、官民連携で実施する枠組み「日・アフリカ農業イノベーションセンター(AFICAT)」より、タンザニア、ケニア、コートジボワール、ガーナ、ナイジェリアの農業省幹部や商工会議所代表者も参加します。
本セミナーの開催に際し、一般参加枠の申し込みを開始いたします。一般参加枠の皆様方におかれましては、アフリカ諸国の農業課題を現場関係者より直接お聞きいただき、出展企業のブースを巡回しながら、日本の農業分野の技術や経験を学びに来ているJICA研修員、AFICAT関係者、出展民間企業等と自由に意見交換いただけます。アフリカやアジアなどの開発途上国の農業分野に関心をお持ちの個人、企業、大学、研究機関など、どなたでもご参加できます。下記の申込フォームより事前登録ください。
(1) 日時:2025年5月23日(金)10:30~17:30(予定)
(2) 場所:JICA筑波(茨城県つくば市)
https://www.jica.go.jp/tsukuba/office/access.html
(3) 主催:独立行政法人国際協力機構筑波センター(JICA筑波)
(4) 参加者(100名程度となる見込み):
・AFICAT(日・アフリカ農業イノベーションセンター)関係者10名程度
・ JICAの農業分野の研修コースに参加する研修員60名程度(詳細は3(5)をご参照ください)
・アフリカを中心とした開発途上国の開発課題へ貢献できる技術・製品・アイデアをお持ちの出展企業6社(詳細は3(4)をご参照ください)
・本テーマに関心のある一般参加者(民間企業、大学、研究機関、個人)
・JICA専門家、海外協力隊、研修委託先およびJICA職員等
10:00~ | 受付 |
10:30~12:00 | オープニング(JICA筑波所長あいさつ) AFICAT、出展企業によるプレゼンテーション |
12:00~13:20 | AFICAT関係者と交流スペースでの意見交換・昼食 交流スペースと昼食(ビュッフェ形式)をご用意します。 |
13:30~16:40 | 出展企業ブース巡回 出展企業より技術・製品の紹介・デモンストレーションがあり、各ブース20分程度で6ブースをご覧いただきます。 |
16:40~17:30 | 出展企業・参加者との意見交換 交流スペースをご用意しています。名刺交換・自社パンフレット等配布等可能です。 |
(1) 申込方法:
以下のURLより必要情報を入力ください。
https://forms.office.com/r/ZPkU7VWrpJ
(2) 申込期限:
2025年5月9日(金)17:00
※上限の定員(50名程度)に達し次第、受付を終了予定
(3) ご参加申し込みにあたっての留意事項:
会場に駐車場はありますが数に限りがありますので、公共交通機関のご利用をご検討ください。また、当日は開催時間に合わせて、つくばエクスプレスつくば駅-JICA筑波間でシャトルバスを用意しますので、ご利用いただけます。
(4) お問い合わせ先
ご不明点等ございましたら、担当者までご連絡ください。
JICA 筑波 研修業務課 tbicttp@jica.go.jp (担当:落合・岡﨑)
企業名(順不同) | 紹介予定の製品・アイデア |
カンリウ工業株式会社 HP |
籾摺り精米機、石抜機、粗選機、エンジン搭載精米機の実演 |
株式会社山本製作所 HP |
稲作用ポストハーベスト機械、刈取後の乾燥調製機器、精米機、歩留り向上のノウハウについて |
トミタテクノロジー株式会社 HP |
ケニアでの施設園芸での養液栽培を活用した北部回廊の産地化にむけた調査結果の紹介 |
株式会社ケツト科学研究所 HP |
穀物水分計(コメなど主要穀物)、コメ用外観品質判定機、白度計、成分分析計など |
株式会社ビジョンテック HP |
人工衛星と気象データを複合利用した農業情報サービス「AgriLook」(施肥管理、病害虫、区分収穫に利用可) |
長瀬産業株式会社 HP |
土壌保水率を上げるでんぷん由来の生分解性高吸水性ポリマーの紹介 |
研修コース名 | 研修員の出身国 | 研修概要 |
稲作技術向上(普及員) | ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、コンゴ民主共和国、ガンビア、ガーナ、リベリア、マダガスカル、モザンビーク、セネガル、南スーダン、ウガンダ、ザンビア | 稲作の栽培技術の普及に携わっている技術者を主な対象とし、水稲を中心とした基礎的な稲作栽 培技術、普及手法、栽培試験手法を学ぶ。詳細はこちら |
天水稲栽培・種子生産及び品種選定 | アンゴラ、バングラデシュ、カメルーン、エチオピア、ガーナ、ガイアナ、シエラレオネ、ウガンダ | 天水稲の栽培、種子生産、及び品種選定技術を学び、各地域に適した品種の種子を適切に生産・保存し、普及できる知識・技術をもった人材の育成を目指す。詳細はこちら |
アフリカ地域市場志向型農業振興(普及員) | ボツワナ、エチオピア、ガーナ、レソト、マラウイ、ナミビア、南スーダン、ウガンダ、ジンバブエ | 小規模農家が作物を「作ってから売る」のではなく、「売るために作る」という考え方(SHEPアプローチ、市場志向農業)、市場ニーズに対応した野菜栽培技術、流通・販売方法および普及手法について学ぶ。詳細はこちら |
小規模農家の生計向上のための野菜生産技術 | カンボジア、ガンビア、インドネシア、ラオス、ネパール、パプアニューギニア、スリランカ、トンガ、ウズベキスタン、バヌアツ | 小規模農家への普及指導を行う普及員を対象に、野菜の生産技術やマーケテング、販売方法まで、基礎的な知識の習得を目指す。詳細はこちら |
気候変動の解決策として有望な農業技術 | インドネシア、フィリピン、カンボジア、ベトナム、 バングラデシュ、ネパール、パキスタン、ソロモン諸島、ブラジル、エチオピア、コソボ、アゼルバイジャン |
農業分野における環境負荷低減の取組のうち、特に気候変動対策に関する知見を提供することにより、途上国における気候変動緩和・適応策の推進に有望な農業技術の活用に係る能力開発を行うことを目的とする。 |
皆さまのご参加、心よりお待ちしております。
以上
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