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JICA筑波のホームページにようこそ。
2025年10月にJICA筑波所長として着任いたしました、森口加奈子と申します。JICA筑波での勤務は約30年ぶりとなり、再びこの地で勤務できることを大変嬉しく思っています。
JICA筑波は、昭和36年(1961年)、茨城県内の内原町に開設された農業分野の研修機関を前身として、昭和55(1980)年、筑波研究学園都市の南部(つくば市高野台)に設立された「筑波インターナショナルセンター」として誕生しました。昭和56(1981)年、内原国際農業研修センターが筑波に移転し、筑波インターナショナルセンターと筑波国際農業研修センターの二館体制となり、その後、平成8(1996)年5月、両センターを統合し、JICA筑波として発足しています。
JICA筑波は、農業関連の実習・実験施設、圃場をはじめ、講義室などの研修施設の他、180余名を収容できる宿泊施設を持ち、これらの施設や、周辺の筑波研究学園都市内の研究機関の協力によって、日本の最新技術から開発途上国の現場ニーズに基づく実践的な内容、特に、農業・農村分野の知識・技術の移転を、開発途上国の行政官・技術者向けに実施してまいりました。
研究学園都市、筑波に位置する立地と当センターの持つ施設を生かし、研修を通じた開発途上国の課題解決に着実に取り組んでまいります。
また、JICA筑波の所管地域である茨城県・栃木県の自治体、大学、その他さまざまな団体の皆様と連携・協力をしながら、国際協力事業の他、留学生の受入れやJICA海外協力隊の募集・広報、開発途上国の理解促進のための開発教育・グローバル人材育成、「農業共創ハブ」等、地域と世界をつなぐ多様な活動に力を入れてきました。
JICAの組織ビジョンである「信頼で世界をつなぐ」を踏まえ、JICA筑波は、茨城県と栃木県におけるJICA事業の窓口として、これからも地域の皆様に見守られ、ご支援いただきながら、両県の皆様と開発途上国の人々をつなぎ、共創と環流、持続可能な社会の実現、SDGsへの貢献に尽力してまいりたいと思います。
2025年2月には、JICAつくば地球ひろばが「世界の食と農」をテーマにリニューアルオープンしております。「食」とそれを支える「農業」の観点から世界の農業の現状や課題が学べる体験型展示を行っており、特にお子さんや学生の皆様には楽しみながら世界に関心を持ってもらえる内容になっております。その他、民族衣装の試着コーナーやSDGsや途上国の暮らしがわかる本(お子様向けの絵本もあります)が多く所蔵されている図書館、開発途上国の多様な料理が楽しめるレストラン「NERICA」もありますので、是非、お気軽に遊びに来てください。
2025年10月
JICA筑波 所長
森口 加奈子
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