JICA関西で行う研修分野は、関西地域の社会・経済・文化の特色を生かしたものです。(1)中小企業・裾野産業育成や太陽光発電技術育成(2)阪神・淡路大震災の教訓を活かした防災分野(3)廃棄物処理や水質保全などの環境分野のほか、観光インフラ・保健医療・教育などに至るまで、多岐にわたっています。研修の対象は、開発途上国の中核的な行政官・技術者・研究者です。
これらに参加する研修員は、数週間から数か月間滞在し、JICA関西または各研修機関で研修を受けます。
開発途上国が共通に直面している課題を解決するためのコースです。開発途上国の行政官や技術者を募集し、日本で知識・技術を習得するほか、参加者同士で知識や経験を共有します。一般的な研修期間は、個々の研修によりますが、1か月程度です。
基本的には、「集団」と同じですが、途上国の中でも発展段階の近い国をグループにすることにより、それぞれの国の事情により合致した研修内容としています。また、フランス語圏(西アフリカ)やスペイン語圏(中南米)などの国が集まると、講義やテキストは英語でなく、彼らの公用語のフランス語やスペイン語とすることができるため、研修の効率が上がります。
JICAが途上国で実施するプロジェクトの一部として行うなど、特定の国の要望に応えるために企画したコースです。数人以上がまとまって来日する場合もあります。
1年以上滞在する研修員を長期研修員と呼んでいます。長期研修員は、技術協力の留学プログラムで日本の大学の修士課程や博士課程で学んでいます。JICAには他に無償資金協力や有償資金協力による留学プログラムで来日している人々がおり、長期研修員とあわせて「JICA 留学生」と呼んでいます。
「JICA 留学生」とは、開発途上国の行政官、研究者、民間企業出身者などで、日本の大学院(修士課程/博士課程)で学び、将来、国の発展を支えるリーダーとなり、日本と途上国をつなぐ架け橋となることが期待されています。現在、関西2府4県の15の大学院でアジア、アフリカ、中南米などから約 300 名が学んでいます。
関西2府4県毎に、JICA留学生の在籍する大学がご覧になれます。
様々な留学プログラムに則って来日しています。
知日派・親日派育成のため、様々な「地域理解プログラム」を実施しています。
JICA留学生の活躍ぶりをご一読ください。