カンボジアはメコン地域の南部経済回廊の中心に位置し、近年は安価な労働力と立地特性を活かした労働集約型産業への民間投資拡大に伴い順調な経済成長を遂げています。同国政府は隣国との連結性を一層向上すべく運輸インフラの拡張整備を進めているものの、物流事業・サービスの品質・価格は依然として国際水準に劣るため、人材・政策・制度面の課題も含めた総合的な物流システムの強化が課題です。本事業は、同国において、物流M/Pの策定、組織横断的な実施枠組みの整備、優先事業の実施・調整、評価・モニタリングの体制構築を通じた物流システムの総合的な改善を目指しています。