エジプトにおける省エネルギー(以下、「省エネ」)への取り組みは、2016年にエネルギー最高評議会(SCE)にて承認された「統合的・持続的エネルギー開発戦略(ISES2035)」により、国家エネルギー戦略の中で重要な課題として位置づけられています。2017年には、「国家エネルギー効率行動計画(2018/2019~2021/2022), NEEAP-II」が政府承認されました。同計画で規定されている各種省エネ施策の実施モニタリングは、電力・再生可能エネルギー省(MOERE)の省エネ気候変動対策室(EECCD)が責を担うため、EECCDの早急な機能強化が求められています。また、政府全体として省エネを…