ラオス保健医療サービスの質改善プロジェクトが開始されました。

2016年3月25日

2016年2月21日、飛田専門家(業務調整/組織連携)がラオスに派遣されてプロジェクトが開始されました。1週間後、清水専門家(チーフアドバイザー)も同国へ派遣、最初のプロジェクト活動として、首都ビエンチャンの保健省関係部局、南部4県(チャンパサック県、サラワン県、セコン県、アタプー県)の県保健局で表敬が実施されました。

プロジェクト・マネージャーの保健省ヘルスケア局副局長からは、ラオス人のオーナーシップを大切にし、継続性のあるプロジェクトにしたい、南部4県で作り上げるLao Quality Model for Health Servicesを他県、全国へ広げていきたいと希望が述べられました。日本人専門家もラオス人のオーナーシップを重視、お互いに良好なコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進めていきたいと応えました。

南部4県の関係者からは、先行プロジェクト(母子保健統合サービス強化プロジェクト)の成果を土台にして質の改善に取り組むチャレンジングなプロジェクトであり、母子保健だけでなく保健医療全体の質に取り組みたいと抱負が述べられました。

当プロジェクトは、いわゆる二段階方式をとっています。プロジェクト1年目に南部4県で調査を実施、その結果に基づいてプロジェクト開始1年以内にPDM(注)の指標を決め、必要あれば活動等も変更します。

今後、1年目の調査に関して、カウンターパートと準備をしていきます。

(注)PDM(Project Design Matrix):プロジェクトのおもな構成要素とその論理構成をひとつの表にまとめた、プロジェクト計画の概要表

【画像】

表敬:チャンパサック県保健局