第一回合同調整委員会を開催

2017年4月21日

2017年3月2日、QHCプロジェクトと保健省は第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee(JCC)meeting)を首都ビエンチャン市で開催しました。会議の目的は、1)プロジェクト1年目の活動、ベースライン調査の結果、それらを通して改訂されたPDM(注)案、およびプロジェクト2年目の活動について発表および協議でした。会議には保健省からメインのカウンターパートであるヘルスケア局に加え、教育研究局、衛生・ヘルスプロモーション局母子保健センター、財政局、食品・医薬品局が参加し、プロジェクト対象地域である南部4県(チャンパサック県、サラワン県、セコン県、アタプー県)からは各県保健局および各県病院の代表者が参加しました。また、国連児童基金(ユニセフ)や国連人口基金などの開発パートナーも同会議に参加しました。

PDM改定案に関して、概ね同意が得られました。参加者からのコメントとして、標準的サービスを提供するために、わかりやすいガイドライン、ガイドラインを実施するための手順書・マニュアルが必要であること、医療サービスの質を向上させるためには保健人材の数・質が大事であること、活動をモニタリングしていくこと、そのためには具体的な指標が必要であること、モデルの継続実施のための予算化及び人材確保の活動が大事であること、南部4県での活動がパイロット的に実施されラオス全体の標準となることへの期待等が述べられました。
これらJCC会議の協議結果をもとに、2年目以降は南部においてプロジェクト活動を積極的に行います。

(注)PDM(Project Design Matrix):プロジェクト計画の概要。プロジェクトのおもな構成要素とその論理構成をひとつの表にまとめられている。

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JCC会場

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チャンポンマ氏(プロジェクトダイレクター、ヘルスケア局局長)(写真左)および牧本氏(JICAラオス事務所次長)(写真右)

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ブンナック氏(プロジェクトマネージャー、ヘルスケア局副局長)(写真右)、マニバン氏(ヘルスケア局地方病院課課長)(写真左)および清水チーフアドバイザー