2020年4月のプロジェクトニュース

2020年5月1日

1.プロジェクト専門家の避難とリモートワーク

4月6日、国営ラオス航空は、ラオスからの帰国を希望する在留邦人向けに、首都ビエンチャン-成田の臨時便を運航、商用便としてラオス航空がはじめて成田に着陸することになりました。ラオス航空によると119人の乗客が搭乗し、当プロジェクトの専門家2名も同便にて一時帰国し、QHCプロジェクトの全日本人関係者が本邦に避難しました。

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ラオス航空が商用便ではじめて日本の空を飛びました

2.リモートワークの進捗状況

3月29日に発せられたCOVID-19感染防止策の強化に係る首相令による自宅勤務開始に際し、QHCプロジェクトではインターネットを介した業務体制を構築し、リモートワークを継続してきました。4月6日の全専門家本邦一時帰国以降もラオスのカレンダーに基づき、4月中旬のラオス新年を挟んで、QHCモデルガイドライン、ケースレポート、郡病院への展開ガイドの執筆などを続けています。4月8日にラオス保健省治療・リハビリテーション局(DHR)と南部4県のカウンターパートとのテレビ会議を試験的に行ったほか、4月23日にはDHRとのテレビ会議で、進捗報告、今後のスケジュールの確認などを行うとともに、5月上旬には上記ガイドラインにかかる南部4県の関係者も含めた会議を開催することで合意しました。

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オンライン会議システムを利用したDHRと南部4県のカウンターパートとのテレビ会議