F-REDD第2期開始

2018年2月27日

2018年2月からF-REDDの第2期が開始しました。

第2期は2020年10月までをその期間とし、これをもって2015年11月から5年間に亘るプロジェクトの完了となります。従って、折り返し点にあるプロジェクトの進捗および成果を見直すのはもちろんのこと、第2期でさらに協力内容を拡大しつつ、5年間の成果をまとめ上げる重要な期間となります。これらについて、ラオス側および日本側での共通理解を醸成し、第2期の活動計画を承認する目的で、ラオス森林局のSousath局長を議長、JICAラオス事務所の作道次長を共同議長として第4回JCC(Joint Coordinating Committee)が2月27日に開催されました。

第2期の活動として、例えば森林法改定やルアンプラバン県に加えてウドムサイ県のREDD+準備支援などへの追加的な支援が合意されています。また、今年1月に提出された国家FREL(注1)のUNFCCC審査と改訂、森林炭素パートナーシップ機構(FCPF)下に設置されている炭素基金への案件計画書提出(注2)など、国際的なREDD+メカニズムへの対応支援も約束されています。さらには、緑の気候基金(GCF)を活用した他ドナーとの連携も検討が進められています。

ラオスの森林セクターでは、現行の森林戦略に続く次期戦略の準備が開始すること、国家REDD+戦略が近々の承認を経て実施段階に入ること、成功を見せている違法伐採対策の取り組みを持続させることなど、重要な時期にあります。これらに対してF-REDDは様々な形での支援を予定しています。

下記よりダウンロード可能です。

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議長のSounsath森林局長と共同議長のJICAラオス事務所作道次長

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第1期の活動実績が確認され、第2期の活動計画が承認された