ルアンプラバン県の保護林境界を確定する調査が行われました

2018年5月10日

F-REDDはルアンプラバン県の保護林管理強化を目的として、県内に位置するプープン・プーパトゥン・タットクアンシー保護林におけるパイロット活動を支援しており(季刊第8号参照)、5月には保護林境界を確定する調査が実施されました。

同保護林では既存の境界が周辺の村落に正しく認識されていない、場所によっては土地利用や地形等の実態に即していないという問題があり、保護林の位置が曖昧なままでは、保護林管理を実施することが困難です。そこで、既存の保護林境界を村落住民と確認・修正するコンサルテーション会合を保護林周辺の各村落において開催しました。また、修正部分に対しては現地踏査を行い、地図上に記録するためのGPS座標を取得しました。

村落にて合意された保護林境界は村落ごとに県農林事務所との合意書という形で確認されました。さらに、中央レベルの森林官が調査に参加することによって調査結果はスムーズに中央レベルにも報告されました。今後、正式な手続きを経て、公式の保護林境界としてとして承認される見込みです。

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保護林境界の確認および修正についてコンサルテーション会合を開いて村落住民と協議した

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保護林境界の位置を確認し、GPSで取得した座標データを記録した