森林法の改正作業が進んでいます

2018年9月30日

ラオスの現行森林法は2007年に改正されましたが、その後の森林やその管理状況、国内外での森林を取巻く状況の変化に合わせるため、2019年前半の国民議会における承認を目指して再改正の作業が進められています。主な改正内容は伐採や森林転用に関する規則の強化・精緻化、FLEGT(注)に対応した木材の合法性証明に関する制度やREDD+を含む森林環境サービスに関する制度の整備などです。なお、密接に関係する土地法改正案は、2018年末の国民議会での審議・承認を目指して最終案が一般のコメントを得るため公開されています。

F-REDDは森林法改正案の英訳・配布、開発パートナーの意見のとりまとめ・調整、森林サブセクターグループにおける議論の企画、また、改正案起草チームとの意見交換を主催するなど、土地法改正案と整合が取れた、より効果的かつ現実的な改正案となるよう積極的に取組んでいます。

(注)FLEGT(Forest Law Enforcement, Governance and Trade):EUにおける違法伐採対策。持続的かつ合法な森林管理を強化し、合法的に生産された木材のガバナンス・貿易を改善することで違法伐採を抑制することを目的とする。