UMD研修フォローアップ

2019年8月9日

2019年7月29日~8月9日

2019年7月末から2週間、ラオス農林省林野局とラオス国立大学の森林リモートセンシング技術者および研究者計4名を対象とした森林モニタリング研修が米国メリーランド大学(UMD)で行われ、F-REDDからも専門家1名が参加してフォローアップを行いました。UMDはリモートセンシング技術を用いて毎年全球の森林減少を把握する画期的なシステムを開発した機関であり、ラオス国においてもFRL/FREL(注)作成の際に、同システムにより生成されたデータを参照しています。

本研修では、絶えず進化し続けている森林モニタリングシステムの最新事情を学び、また同システムを使って、実際のラオス国のデータを処理し、土地被覆の時系列変化を捉える演習をしました。研修の内容はとても興味深いものであり、参加者は大いに刺激を受けた様子でした。しかし、いかに最新のシステムであっても、ラオス国における森林モニタリングの全てを担うことができるわけではありません。今回の研修で学んだことをどのように応用し、活かしていくことができるか、今回の参加者を中心に議論を進めていくことを期待します。F-REDDとしても引き続きサポートしていきます。

(注)FRL/FREL(森林参照レベル/森林参照排出レベル):REDD+実施の成果を定量化するためのベンチマーク。

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森林モニタリング研修の様子

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UMD研修参加者と講師の集合写真