UNFCCCのREDD+ MRV審査が完了しました

2021年6月21日

2020年7月に国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)に提出されたラオスのREDD+成果(注1)が、その後11月~約半年に亘るUNFCCCの技術審査を経て確定しました(注2)。これによりラオスが2015-2018年にかけて達成した約12.8百万tCO2eの排出削減と1.9百万tCO2eの吸収増加がUNFCCCに認められたことになります。同様の技術審査として世界で12か国目、東南アジアではマレーシア、インドネシアに続く3か国目の達成に、ラオスのREDD+への強い意欲が現れています。

技術支援を担ったF-REDDも、2018年~19年にかけての参照排出レベル(REL)の技術審査経験を活かして非常に効率的な対応ができました。このような経験を相手国政府と共に積み重ねることで、JICAのREDD+支援のさらなる進展に繋がることを期待しています。

(MRVは、温室効果ガスの排出削減・吸収量の測定(Measurement)、報告(Reporting)、検証(Verification)です。)

(注1)ニュースレター第17号及び第18号参照。