森林サブセクターワーキンググループ(FSSWG)会合が開催されました

2021年9月3日

ラオスでは政府と開発パートナー間の政策対話の場として年に一度の円卓会議が開催されていますが、その下部機構として10のセクターワーキンググループ(SWG)、そのうちの一つである農業・地域開発SWGにFSSWGが設置され森林に関する重要な政策等に関する意見交換の場となっています。各レベルのWGはラオス側代表が議長、開発パートナー代表が共同議長を務めていますが、FSSWGの議長は森林局長、共同議長はJICAラオス事務所次長となっています。また、F-REDDが事務局である計画・協力課を支援しています。

新型コロナウィルスによる会議開催制限等からFSSWGは2020年6月以来1年3か月ぶりに9月3日に開催されました。主要な議題は現在の2020年森林戦略に替わる2030年に向けての森林戦略(案)でしたが、森林率の動向、その要因、今後の森林政策等について森林局より発表があり、その後、活発な意見交換がありました。また、EUのForest Law Enforcement, Governance and TradeのためのVoluntary Partnership Agreementの交渉やREDD+の進展状況についても意見交換が行われ、これらの議論を基に森林戦略2030は9月初めまでに次のドラフト作成、コメント、最終化、そして10月末の政府会議における承認を目指す予定です。F-REDDとしてはコメント収集等について事務局を支援するとともに、構成や内容についても独自に意見交換を行う予定です。

【画像】FSSWGの様子