交通警察と共同でバスを優先する信号現示操作の社会実験を実施

2019年8月20日

朝ピーク時に、市内に向かう方向のバスをターゲットとして、バスが交差点を早く通過できるようにする社会実験を実施しました。

この社会実験では、交差点にバスが近づいた際に、交通警察が信号制御コントローラーを操作してバスの方向に青信号を出し、バスが交差点をスムーズに通過できるようにコントロールしました。

実験期間は2019年5月27日~6月7日の間の平日、朝7:00から9:00の2時間で実施され、社会実験期間中はTV局の取材を受けるなど注目を集めました。

2つのバス路線で実験した結果、交差点を通過するのに費やす時間が、50%と64%減少し、バスが実験区間を通過する時間が通常より24%、38%短縮されました。また、交差点のほかの方向で、通常よりも渋滞の悪化は見られませんでした。

本実験の様子はテレビで放送され、プロジェクトが運営するfacebookにもコメントがよせられました。交通状況改善への取り組みに対する市民も関心の高さが、将来の渋滞解消に向けた交通行動の変化につながることが期待されます。

また、社会実験にあたり、交通警察官延べ120人に協力をいただけたことも、実験のスムーズな実施に大きく貢献しました。

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