2019年8月7日
2018年7月に本プロジェクトを開始して以降、看護師国家試験制度に関する協議を継続してきました。この新たな制度案に基づいて、受験手続及び試験制度説明会を実施するとともに、試験問題の作成などに取り組んできました。
今回、看護師国家試験を実施するための知見を得ることを目的に、試験運営過程が看護師国家試験に類似している保健人材養成機関の入学試験を視察しました。7月24日から28日にかけて、ルアンパバーン保健科学短期大学、8月4日にはビエンチャンで開催された保健科学大学の入学試験を視察しました。
ルアンパバーン保健科学短期大学入学試験では、試験問題の印刷、保管及び配布、試験の実施並びに回答用紙の回収といった一連の過程を、現場で確認しました。また、受験料の支払い方法や試験実施費用に関する情報も得られました。さらに、マークシートの記載方法が受験生に周知されておらず、十分な説明が必要であることもわかりました。
ビエンチャンで開催された保健科学大学の入学試験では、保健副大臣や保健人材カウンシル関係者と共に現場を視察し、試験の実施規則やロジスティックスの面など、様々な知見を得ることができました。
今回得られた知見を基に、2019年9月下旬に試行予定である看護師国家試験の準備を進めていきます。