ラオスで初めての看護師・助産師国家試験が行われました

2021年2月4日

「ラオス持続可能な保健人材開発・質保証制度整備プロジェクト(PJ)」では、医療従事者の免許登録制度を確立すべく、その一つとして、看護師・助産師国家試験の創設を支援しています。

1月23日~24日の2日間、ラオスで初めての看護師・助産師国家試験が全国6カ所の会場(首都ビエンチャン、ウドムサイ県、ルアンパバン県、シエンクワン県、サバナケット県、チャンパサック県)で開催され、今年度卒業生の看護学生約460名、助産師学生約240名が受験しました。

これまで専門家とカウンターパートの保健省看護助産委員会ら関係者は、昨年度のパイロット国家試験実施にはじまり、今年度はその経験と結果を基に、マニュアルの見直し、試験問題の修正、データに基づく出題問題抽出等を行い、本国家試験実施のために準備をしてきました。

国家試験の創設については、過去2つの看護人材育成に関するPJ(2005年~2010年、2012年~2016年)の当時から構想していたものでもあります。

今回、それがようやく実現したことについて、「ラオスの保健人材の質向上に貢献する大きな一歩」を踏み出したと、カウンターパートと共に喜びを分かち合いました。

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受験票を片手に入室待ちする受験者

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問題用紙の開封セレモニー

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試験会場で説明を聞く受験者

【画像】試験委員会の代表者(右側2人)と虎頭チーフアドバイザー(前列左端)

【画像】試験委員打ち合わせでの集合写真(前列左から3番目:宮﨑専門家)

【画像】試験終了後の学生との集合写真