ラオス医療従事者の国家試験、免許発行、インターン研修について協議されました。

2021年8月12日

ラオス持続可能な保健人材開発・質保証制度整備プロジェクトでは、医療従事者の免許制度規則の整備、国家試験、インターン研修の実施を支援しています。

7月12日、14日、21日に3つの会議を首都ビエンチャンで開催し、それぞれ保健省および開発援助機関の関係者ら計約100名が、会場とオンラインで参加しました。

1. 「看護師・助産師国家試験評価会議」:昨年度はラオス国で初の看護師・助産師国家試験が実施され、約8割の受験者が合格しました。会議では、試験問題作成・分析方法、試験準備から運営、合否判定基準等、全ての活動を振り返り、本年度の国家試験に向けた改善点等が議論され、合意されました。

2. 「イニシャルライセンス交付申請およびインターン研修参加手続に関する実務者会議」:国家試験の合格者はイニシャルライセンスを取得し、1年間のインターン研修に参加します。イニシャルライセンス、インターン研修の申請方法、責任機関、実施機関等について、細部が関係者に周知されました。

3. 「看護コンピテンシーおよび看護師インターン研修カリキュラム承認会議」:看護・助産委員会と共に改定を進めてきた看護コンピテンシーと、新たに作成した看護師インターン研修のカリキュラムについて、関係者間で内容を議論し、合意されました。これらを基に、今後看護師インターン研修が開始される予定です。

プロジェクトは引き続きラオス医療従事者の免許制度を支援していきます。

【画像】集合写真(インターン研修カリキュラム承認会議)

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インターン研修用機材を紹介する尾白専門家(左)

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看護師・助産師国家試験評価会議でコメントする宮﨑専門家(左)

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質疑応答をする保健人材カウンシル会長(中央)

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万能型看護実習モデルを手にする参加者

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免許登録制度の冊子を披露する虎頭チーフ(右)