看護師インターン研修が開始されました

2022年1月28日

ラオス持続可能な保健人材開発・質保証制度整備プロジェクトでは、医療従事者(特に看護師と助産師)の免許登録制度を確立すべく、その一つとして、看護師インターン研修の創設を支援しています。

2021年12月下旬、ラオス国において初となる看護師インターン研修が首都に位置する中央病院において開始されました。国家試験に合格した約40名の研修生がプログラムに参加しています。この研修のために、地方から参加している研修生もいます。
研修開始に際し全病院合同で開催したセミナーでは、COVID-19感染対策を考慮し全面オンライン開催とし、研修生らは各研修先病院の会場からオンライン参加しました。

現在、各病院でカリキュラムに沿って研修が進められています。学校で学んだ理論と臨床現場における実践をつなげるのが、本研修の目的であり、患者様の個々のケースに対応できる看護師の育成の第一歩となります。各病院の指導者らは、技術演習の場で、患者様が汗をかいている様子を再現して、より実際に近い場面想定を工夫したり、研修生自らが必要な看護介入を考えられる気づきを促したり、次世代の看護師たちへの指導に熱心に取り組み、研修生も指導者らから多くの学びを得ています。

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セミナー受講中の様子

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カリキュラムの説明をする看護助産委員

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技術演習の様子1(シミュレーション研修)

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技術演習の様子2(末梢静脈点滴)