第2回本邦研修を実施しました

2022年9月30日

本プロジェクト(LiSCaP)では、プロジェクト期間中に計3回の本邦研修を予定しています。今回はコロナ禍の影響により事前のオンライン研修(注1)を経て、8月24日から17日間にわたって第2回本邦研修を実施し、リロングウェ市水公社(LWB)の無収水対策部門5名と広報・顧客管理部門3名の計8名の職員が研修員として参加しました。

コロナ対策として、来日後7日間を自主待機期間としたため、この期間を活用して室内での講義としてプロジェクト・サイクル・マネジメント(PCM)研修を実施しました。研修員は、自分たちの組織が抱える課題の抽出や分析、実施施策の評価を行う手順により、互いの意見を交えながら取り組んでいました。その後、横浜市水道局で実習や視察を行いました。研修員は事前にオンライン研修を受講しているため、座学は重要な科目の振返りにとどめ、実習や視察を軸に、管路研修施設での漏水調査実習・漏水修繕実習、水道工事、メーター管理・器差試験、検針・料金請求業務の視察や、水道局が実際に横浜市の小学校で行っている出前水道教室を実演してもらうことで、無収水削減対策や住民への啓発活動について学びました。

研修最終日の評価会では、研修員から「実体験を伴って学べるよう組み立てられており、非常に有意義だった。」「一人ひとりが役割をこなして、全員で無収水削減対策に取り組むことが重要と理解できた。」などと評価する声が多数ありました。今回の本邦研修を通じて、研修員が帰国後に従事する業務が実務レベルの質の向上に役立てられるよう願っています。

今回はコロナ禍での本邦研修再開でしたので、感染防止対策や体調不良者の対応などについて、関係者間で事前に協議を進めながらの開催となりました。本研修の講師の方々、また研修開催をご支援いただきました皆様には、この場を借りて感謝申し上げます。

(注1)事前のオンライン研修につきましては、こちらで紹介しております。

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PCM研修にて研修員が発表する様子

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工事現場視察にて管接合実習をする様子

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LWBの現状について専門家とディスカッションする様子

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横浜市水道局管路研修施設にて漏水調査実習をする様子

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横浜市水道局研修施設にてメーター器差試験をする様子

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閉講式にて研修員代表が挨拶を述べる様子

【画像】修了証授与式後の集合写真