「教育フォーラム」「算数ドリル放課後学習」モニタリング実施中!

2020年5月8日

2020年1月末から2月初旬にかけて、プロジェクト対象3地域で教育フォーラムが開催されました(2020年2月29日のプロジェクトニュース)。その後、それぞれの地域で、フォーラムで決議された事項が地域住民と共有され、各アクターがアクションプランを立てて実行している段階です。

プロジェクトでは、これらの活動が着実に実施されるよう、毎月1回、各地域の地方教育局を訪問し、モニタリング活動を支援しています。

3月上旬の時点ではモニタリング実施体制に地域差があったものの、地域内の自治体や学校運営員会を巻き込み、地域全体の実施状況を把握できる体制を作ったファナ地域をモデルケースとして他地域と共有したことで、他2地域への前向きな効果も得られた。

マリでも3月上旬以降COVID-19感染拡大対策が実施されており、大規模な研修や集会は禁止されています。3月19日以降は全国全教育施設の臨時休校も開始され、授業はもちろん、プロジェクトで実施している算数ドリルを用いた子どもの放課後学習活動も中断を余儀なくされています。この影響により、教育フォーラムで決議した各教育関係者のアクションプランのうち、学校現場での活動は残念ながら中断されていますが、自治体による活動などについては、引き続き実施状況をモニタリングしています。

3月時点では、2月の活動開始以降、順調に各学校運営委員会にて算数ドリルを用いた放課後学習が開始されていました。地域のお兄さん・お姉さん、保護者などによるボランティアたちも、モニタリングチームによる支援を受けながら熱心に活動してくれていました。

このような状況下でも、現場のプロジェクトチームは希望を失わず、感染対策も十分に行いながら現場のアクターを励まし、現状できることを提案しながら、「ここは踏ん張りどころ!」と、学校現場での活動再開に備えています。

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モニタリング会合の様子(ファナ地域)教育行政官による教育課題と解決策の発表

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モニタリング会合の様子(ノソンブグ地域)グループワークの様子

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棒を使いながら計算問題に取り組む子どもたち

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ボランティアのお姉さんが一人ひとり答え合わせを行います