新学年度、遅れながらも無事にスタート!

2021年1月31日

昨年12月頃から再び拡大を見せた新型コロナの影響により、当初1月4日に予定されていた新年度の始業は一旦延期となりました。しかし、緊急事態宣言の発令などマリ政府による積極的な対応により感染拡大は抑えられ、若干遅れましたが1月25日から無事に新学年度が開始されました。プロジェクトチーム一同、ほっと胸をなでおろしています。

しかし、依然として新型コロナウイルスの脅威がある中、授業はこれまでのように実施できるのか、子どもたちをどのように感染から守るのか、休校期間中に遅れてしまった学習をどのように取り戻すのか、といった課題を解決していかなければなりません。また、長期間学校から離れていた間に家事や仕事の手伝いなどに駆り出され、学校に戻ってくることが困難になってしまった子どもたちがいる可能性も十分に考えられます。

このような課題に取り組むには、学校だけではなく、まさに本プロジェクトが支援する「学校運営委員会」を通じた保護者や地域社会との協力が欠かせません。そこで、現在準備を進めている第2回教育フォーラムでは「WITHコロナの時代、子どもたちの学びを保証するために今何をすべきか」をテーマに話し合い、行動を起こすことにしました。

プロジェクト現地チームは、3つの対象地域の地方教育局による第2回教育フォーラム開催にむけた事前準備を支援するため、1月21日から25日にかけて各対象地域への巡回訪問を行いました。今回は、従来の準備作業に加えて、参加者の人数調整、入場前の検温、手洗いやアルコール消毒といった感染対策も行うため、12月の巡回訪問時(2020年12月31日のプロジェクトニュース参照)の協議内容にもとづき、引き続き検討と準備を重ねています。

感染拡大は落ち着きつつありますが、引き続き、これまでも実施してきた感染対策を徹底し、健康と安全を最優先しながらプロジェクト活動を進めていきます。

【画像】

第2回教育フォーラム準備会合の様子(ファナ地域)

【画像】

算数ドリル対象校での打合せの様子(バマコ地域)