プロジェクト開始から3年、進む震災復興!-支援した4件の村落開発委員会事務所は今。第3弾-

2018年10月2日

第一弾、第二段と続けて紹介している村落開発委員会事務所の再建について、まもなく引き渡しを予定している村落開発委員会事務所を紹介します。

【第一弾はコチラ】

【第二弾はコチラ】

バルパックVDC事務所、ゴルカ郡 -2018年9月引き渡し予定-

震源に程近いバルパック村では、優先緊急復旧事業(Quick Impact Projects)の生計回復プロジェクトを始め、多くの支援が実施されてきました。現在、他のVDC事務所よりも大きい、2階建ての施設を建設中で、2018年9月に完成・引き渡し予定です。
本施設は、2階部分をコミュニティトレーニングセンターとして、復興庁による建設技術訓練や、各種組合やグループによるコミュニティ活動が実施できるように設計されていることが特徴です。
さらに、敷地内にJICA推奨住宅カットモデル(2階建て)を建設しており、これはJICAがネパール政府に提案し、2015年11月に復興住宅カタログ第1巻に掲載された復興住宅モデルの1つを基にしています。BBBコンセプトを反映した耐震性の高い住宅建設を、地域に普及させることが期待されます。
特に地震被害の大きかったバルパック村では、本施設が行政サービスと震災復興の拠点となるだけでなく、震災の記憶を風化させない役割も担っていくといえるでしょう。

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完成間近のバルパックVDC事務所

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敷地内に建設中のJICA推奨住宅カットモデル

【画像】バルパックVDC事務所(ゴルカ郡)のサイト位置図