南アフリカ政府は、2025年までに2005年時点の温室効果ガス(Greenhouse Gas;GHG)より42%削減すること、更に2025年から2030年の間に398~614百万t-CO2eqの削減を目標に掲げている。こうした中、本事業は、南アフリカにおける主要なCO2排出源の一つであるセメント産業から排出されるCO2を削減するため、解体コンクリート等の建設廃棄物、生コンクリートの利用に伴い発生するコンクリートスラッジ(汚泥)、火力発電に伴い生成されるフライアッシュ(飛散灰)等の塩基性廃棄物を利用したCO2固定と副生成物の再利用技術の開発を目的とする。