一つ目の現場におけるパイロット活動を完了しました

2019年9月17日

本プロジェクトの成果目標の一つである「漏水対策能力の向上」を達成するため、選定された現場にてカウンターパートとパイロット活動を開始し(注)、一つ目の現場でのトレーニングを完了しました。

活動について

一つ目の現場では以下の活動を行いました。

・流量の測定が可能な区域の構築
・最小夜間流量の測定による漏水量の測定
・流量測定が可能な範囲を細かく分けていくステップテストによる漏水が多い箇所の把握
・漏水探査機器を用いた漏水地点の調査(作業写真1、2)
・各戸給水管の漏水音調査
・各戸メーターの精確性テスト

今後の進め方について

一つ目の現場においては、漏水を調査し、発見した漏水地点の修理を行いました。これにより漏水率の低減が期待でき、現在この低減率がどの程度であるかの確認を進めています。また、この現場の水道管をモデル化することで水道管の計画業務を効率よく実施するための活動も検討しています。

今後のパイロット活動として、今度は高低差があり水栓数も多い地域において、さらにステップアップした活動を予定しており、その実施に向けた準備を進めています。
次の現場では一つ目の現場において得られた知見を生かし、プロジェクトの効果をさらに高めていく予定です。

作成:コンサルタント専門家

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作業写真1(漏水調査)

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作業写真2(漏水調査)