タンザニアのダルエスサラーム市の幹線道路では人口増加と自家用車保有台数の増加に伴う交通渋滞が問題となっており、同国政府は公共交通としてバス高速輸送システム(BRT)の整備を進めています。公共交通志向型開発(TOD)の促進に向けて、TODを進める拠点駅を特定し、沿線全体のTOD戦略を描くことで、人口増加が進むダルエスサラームの持続的な成長に向けて開発誘導していくことが鍵となっています。本事業では、ダルエスラーム市のBRT沿線において、TODの戦略及びガイドライン、関係機関の調整メカニズムの整備を行うことにより、関係機関のTODの計画・実施に係る能力強化を図り、TODアプローチの促進に寄与します。