ジンバブエにおける保健医療分野の状況は、HIV、結核、マラリア等の感染症による死亡率は依然として高い一方、社会階級に関わらず非感染性疾患も主な死因となりつつある。5歳児以下の死亡率に関しても、早産、周産期仮死、敗血症が全体の44%を占めていると言われ、2015年までの開発目標であったミレニアム開発目標(MDGs)の乳児死亡率削減、HIV/エイズやマラリア等の蔓延防止に関して、2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)を達成するためには、今後も保健医療サービスの質向上を含むさまざまな改善が課題となっており、本プロジェクトが要請された。