ニジェールにおいて、農業はGDPの約4割を占める主産業です。しかし、農産物販売の側面から見ると、生産者が適切な販売先を確保できていない、同一作物の収穫が一定時期に集中し市場価格が暴落するなど、農業生産の増加が生産者の収入向上に直結していない事例も多く見られます。生産者の収益向上には、市場志向型のアプローチを導入し、生産者が市場環境とニーズを的確に理解し、自ら営農計画をつくり農産物からより高い収益を獲得できるようなノウハウを身につけることが必要です。本プロジェクトは、普及員養成機能を向上し、農業普及サービスの向上を図り、農業生産の向上に寄与することを目的として実施しています。