ニジェールは 、UNDPが2013年に発表した人間開発報告書において187か国中186位に位置し、1日1.25ドル未満で生活する国民が全人口の44%(世界子供白書2013)を占めるなど、世界で最も貧しい国の一つに数えられています。同国経済は伝統的な農牧業と1970年代半ばより急成長したウラン産業により成り立っていますが、近年、農産物生産量の減少、食料価格高騰により経済は低迷し、2005年および2010年には干ばつによる深刻な食糧危機が生じています。JICAは、(1)教育、(2)農業・農村開発、(3)サヘル地域の平和と安定を重点分野として支援しています。