シエラレオネは、長期間の内戦やエボラ出血熱の流行による行政の担い手の不足、脆弱な行政能力、限定的な政府歳入、鉱物資源生産に大きく依存した経済構造、若者の失業、電力や道路等経済インフラの不備、首都と地方との格差拡大等、様々な課題を抱えています。JICAは2009年から2019年まで、同国北部州を対象に、地方分権化政策を支援するプロジェクトを実施しました。後継となる今プロジェクトでは、残る東部州・南部州を対象に、中期国家開発計画が掲げる「地方自治体と住民組織の協働、省庁間の連携による地域開発」を通じて、関係機関の人材・組織の能力強化を行い、社会基盤の強化に貢献します。