2019年9月4日
日時:2019年8月20日(水)~2019年9月4日(水)
上記期間にJICA筑波にインターン生としておいでいただいたお2人の大学生自身に、体験された実習内容や感想をまとめていただきました。
JICA筑波では、様々な国際理解教育支援事業を行っていますが、今回のインターンでは「ちびっ子博士※1」や「ファミリーデー※2」に関わらせていただきました。
夏休み期間を利用して、子どもたちとそのご家族がJICA筑波に遊びに来ていました。どのイベントにも非常に多くの子どもたちが参加していて、その元気に圧倒されそうになりながら、JICAの説明や写真撮影などの補助を行いました。多くの参加者の笑顔が印象的でした。
私は、子どもの頃に海外に触れるきっかけがあまりなかったので、参加していた子どもたちを少し羨ましく思う一方で、このような事業を積極的に行うJICA筑波は素晴らしいと思いました。
子どもたちがJICAの仕事について学んだり、研修員さんたちと交流したりすることを通して、少しでも途上国への興味や関心を持ってくれたら嬉しいです。(インターン生;A.S.)
インターンとして関わった感想としては、JICA;国際協力機構とは開発途上国の開発支援を主業務としている理解があったものの、こうした一般市民向け(特に若い世代の児童、生徒など)に国際的な視点を持つことに興味、関心を醸成するプログラムを通じ、国際協力の重要性を知るとともに、外国から日本に学びに来ている研修員と交流し、触れ合うことで、世界に視野を広げるきっかけとなることが興味深かったです。(インターン生;H.E.)
注;※1;ちびっ子博士とは、次世代を担う子供たちに、つくば市内の研究機関等で、知らない自然科学、歴史文化等々に触れていただくことで、様々な分野に対する興味、関心を抱くきっかけとして欲しいとして、つくば市とつくば市教育委員会が主催。2019年度は、39機関が共催、参加(JICA筑波も、3,500名を超えるちびっ子においでいただきました)されました。
注;※2;ファミリーデーとは、JICA筑波(国際協力機構筑波センター)で、働く方のご家族(お子さん)にも、お父さん、お母さんの働く姿、仕事場を見て頂けるよう、今年度、初の取り組みとしてプログラム化。
インターン期間中に開講された、大学生講座において、初日のアイスブレイクと各前日の学びの振り返りを担当しました。インターン生同士でやり方を考え、進行を行いました。アイスブレイクでは、名前や講座の動機に加え、自分に関する文を紙に3つ書き、そのうち1つは嘘の文にしてもらい、他のメンバーに間違い探しをしてもらうというゲームを行いました。講座開始時の初対面の他大学・大学院のみんなが少しずつ心を開放出来るきっかけになった様でした。
また、振り返りでは講座の最初に時間を設け、キーワードから連想される前日の講座で印象に残った事や、重要だと感じたことをグループ内で書き出し、発表してもらいました。
JICAはODA機関の1つであり、国民の税金によって運営されている。そのため、人々に国際協力に関心を持ち、JICAの取り組みを知ってもらう必要から、JICAが行う1つ1つの事業について、解りやすく、親しみやすく実施内容、取り組みを紹介することが重要。一般市民のJICA認知度を少しでも上げることに貢献できればという思いで、お手伝いした仕事の内容、参加していただいた方々の感想など、率直に記事に出来たと思います。
私がJICA筑波でのインターンシップに応募しようと思った理由は、これから自分がどのような形で国際協力に関わっていきたいかを考えるためです。国際協力には、様々なアクターが存在しますが、自分はどのアクターとして関わることが合っているのかを、実際に働くことで役割を知り、これまで経験したNGOや民間企業でインターンシップを活かし、比較、検討することができると思いました。
インターンシップを通して、JICAが行う事業や行政としての国際協力の関わり方を知ることができたと同時に、それぞれのアクターができる国際協力の限界についても考えるきっかけにもなりました。どのアクターにもできること、できないことは存在し、国際協力は、多様な人が関わる分野であるからこそ、互いに補い合うことができるのだと感じました。
一番の収穫はJICA職員の方や研修員さんたちのお話を聞けたことです。実際にJICAに関わる人がどのような思いを持っているのか?など、これから自分の将来についてどのように考えていけば良いのかがわかってきました。
個人には、得意、不得意があるが、そうした個性を最大限に活かすことができる分野を見つけることは、自分自身にしかできないことであり、見つけるまでに要する時間は個人によって異なるということに気づきました。(インターン生;A.S.)
私がインターンシップへ参加した目的は、国際協力に携わるJICAの職場に赴くことで、地域と国際協力がどのように関わっているか知ることでした。私はもともと地元である茨城に貢献したいという思いから、JICA事業に、実際に地域の日本企業や、地方自治体との連係を知ることが、今後の進路を考えていくうえで非常に参考になると考えました。
今回のインターンシップで印象に残った事は、国際協力の意義についてです。インターンシップ期間中に受講した大学生講座において、国際協力とは外交の一つであるということを知り、自分の中で国際協力に対する考え方が変わりました。また、JICA職員の方のお話や、大学生講座を通じて、国際協力には多様な形があることを気づくことができました。国際協力という方向性は同じでも、JICAやNGO、民間企業など立場によってそれぞれ得意とする点や援助するターゲットが異なっている点が面白いと感じました。
今後はこうした体験を礎に、自分に合った国際協力や地域活性化への取り組み方を考えていこうと思います。また、一度外国での生活を体験してみたいとも思う様になりました。国際的な視点を持ち、地元のことを客観的に見つめるためにも、今まで自分が過ごしてきた環境とは全く違う場所での生活体験にチャレンジしてみたいです。(インターン生;H.E.)
インターン生のお2人、JICA筑波でのお仕事お手伝いありがとうございました!
今(2019年9月20日までを応募締切)も、次のインターンシップ募集中です。より多くの大学生院生の方々にJICA事業に触れていただければと思います。