出発までの期間に、JICA海外協力隊の皆さんはご自分の出発時住所のある都道府県と市区町村の自治体へ、公式行事としてご挨拶（以下表敬訪問）を行います。
目的
（1）事業は自発的参加の事業ですが、同時に、日本国の法律に基づき、地元を中心とした国民全てに支えられた事業であり、納税者である国民の方々の理解が不可欠であるため。
（2）都道府県および市区町村の地方自治体は、JICA ボランティア事業の重要性や必要性を支持いただく大切な基盤であり、地元における本事業の理解促進、応募奨励などの場面でこれまでも大きなご協力をいただいているため。
（3）JICA海外協力隊に期待される帰国後の地域社会への経験の還元のためには、地方自治体との関係が重要であるため。
実施時期
訓練終了後から派遣までの間に、2週間程度の期間（ただし、土日、祝日は除く）で JICA が各自治体と日程を調整します。（自治体の都合で表敬期間外での実施となったり、実施されない可能性もあります）。
表敬先
- （1）表敬先は基本的には「出発（赴任）時の住所がある自治体」となります。出発時住所とは、提出された赴任時旅費算出データ（Excel/74KB、PDF/111KB）に記載のある出発時住所「出発（赴任）時住所」となります。
- （2）加えて以下①～③のいずれかの場合、変更願を提出し、承認を受けた場合に、表敬訪問先の変更が可能です。具体的な変更手続きは訓練中に説明します。
① 現職参加者が、所属先（勤務先）の所在する自治体への表敬訪問を希望する場合。
② 受験時住所や出身地等、出発時住所ではないもののこれまで長く居住し、なじみ深い自治体への表敬訪問を希望する場合。
③ 離職前所属先等の所在地であり、深く当該地域と関わりがあったため、その自治体への表敬訪問を希望する場合。
留意事項
- （1）表敬訪問は公式行事ですので、特別な事情を除き、原則出席となります。
- （2）表敬訪問の日程はJICA が各自治体と調整し、訓練期間中にお知らせします。隊員本人が個別に自治体と表敬日程を調整する必要はありません。
- （3）日程については、個人的な事情による配慮はできませんので、訓練退所時の帰路の交通機関の予約の際は、表敬訪問日程を把握したうえで手配するようお願いします。
- （4）自治体により、当初の表敬日程が変更になることもあります。
