マレーシアは、2019年に10年間の国家開発計画「ビジョン2030」を発表し、2030年までにマレーシアを「所得グループ、民族、地域、サプライチェーンを越えて、公正で公平な分配と共に持続可能な成長を達成する国」にすることを目標として掲げています。JICAは、この目標達成に向け、1)先進国入りに向けた均衡のとれた発展の支援、2)東アジア地域共通課題への対応、3)東アジア地域を越えた日・マレーシア開発パートナーシップの強化に重点を置いた協力を実施しています。特に、1981年に当時のマハティール首相が提唱した「東方政策」への支援は、1982年に開始して以降現在に至るまで、継続的に支援をしてきています。