アフリカ競技大会に参加して

2019年9月5日

ボツワナ柔道隊員の村上です。
4年に1度開催されるアフリカ大陸のスポーツの祭典、アフリカ競技大会(African Games)は今月モロッコで開催されています。今回は大陸のすべての国54カ国の参加、32競技で争われました。

私の配属先であるボツワナ柔道連盟からは男女計8人が5階級に出場しました。
今大会は来年に迫った東京オリンピック出場ポイントの獲得のためにもとても重要な大会でした。結果は1人が準々決勝進出、他は初戦、二回戦で負けてしまいました。
オリンピックの柔道には地域予選はなく、各人がなるべく多くの国際大会に出場して、なるべく多くの勝利を得ることによりポイントを得ることができて、2020年5月時点のポイント獲得者のうち上位者が東京オリンピックに出場できるという仕組みになっています。
それだけに、このアフリカ競技大会では多くのポイント獲得のチャンスでしたし、必然的にメダル獲得のチャンスもあったわけで、メダル獲得ゼロに終わり非常に残念な気持ちになりました。それでも、負け惜しみを言えばボツワナ代表選手のいまの実力はメダルに近づいていることが実感できて実りのある大会になったと思います。

来年の東京オリンピックまでの道のりはまだまだ厳しいですが、なんとしてでもボツワナ柔道選手が東京に行けるように努力したいと思います。

また今大会や今大会に向けての合宿で選手と過ごす時間が多く、選手との絆もより深くなったと思います。モロッコまでの移動や大会の選手村生活、選手村の外で英語が通じない環境で一緒に過ごしたことでよりボツワナ柔道チームを心から好きになりました。選手村と競技会場の往復の毎日で、ラバトの街の様子をお伝え出来ないのは残念ですが、チームのみんなとの写真を紹介します。

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チームのみんな

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競技会場のようす

任期もあと一年を切り、寂しさも出てきましたが、残りの任期すべてを東京オリンピック出場にかけたいと思います。

村上瑠希也(2018年度1次隊 柔道)