算数の授業 藤岡隊員の場合

2019年10月1日

小学校教育隊員のマランこと藤岡です。マランは同僚から頂いた私のボツワナ名で、日本語では陽の光という意味です。私は教員経験も小学校の教員免許もありませんが、これまで紹介のあった小学校教育の先輩隊員からのアドバイスをもとに、ボツワナの小学校で算数と理科を教えています。

はじめに、私の配属先について少し紹介します。私が配属されている小学校は、首都ハボロネから5時間ほど車で走ったところにある、児童数約300人程度の小さな小学校です。教育に熱心な小学校で、先輩隊員たちが活動している小学校は午前中で授業は終わりですが、この小学校だけは午後も授業を行っています。このためか、成績は他の学校と比較しても決して悪くはありません。ですが、四則計算にはやはり時間がかかってしまいます。なので私も先輩隊員と同じく、四則計算練習を実施しています。

ではここで、私の四則計算のアプローチを紹介します。私は毎授業のはじめに帯活動として、四則計算練習をとりいれています。具体的な内容としては、このような四則計算のフラッシュカードを作成し、繰り返し練習した後に、グループごとに時間を計って競争させたりしています。

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また、掛け算の九九の段ごとに確認テストを行っており、満点を取れた生徒には写真のような折り紙で作ったキューブや駒、手裏剣などを渡しています。

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まだまだ教え方の研究中ですが、あと1年半、もっと学力を伸ばしてあげるために、今後も様々なアプローチを模索していきたいと思います。