ボツワナで大自然を満喫しました。

2019年10月15日

インターンの纐纈真菜です。
9月30日はボツワナにとって重要な日ですが、みなさん何の日か知っていますか?

正解は、ボツワナ独立記念日です。ボツワナは、1966年にイギリスから独立を果たし、現在、9月30日とその翌日の10月1日が祝日にあたります。
私は週末からの4連休を使って、首都ハボロネから1000km程離れたボツワナ北部マウンのモレミゲーム保護区を訪れ、丸2日間ゲームドライブ(サファリツアー)を満喫することができました。ハボロネからマウンまで飛行機も出ていますが、今回は車で10時間かけて移動しました。道中ハボロネ外の町並み、気候、植生さえもハボロネとは異なっていて、普段ハボロネに滞在している私にとっては、何もかもが新鮮で、陸路移動の醍醐味を味わいました。

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野生動物は基本的に夕方から朝方にかけて活動するので、その時間帯に合わせてゲームドライブをします。いざ、モレミゲーム保護区へ出発です。写真のような窓も扉もない車で、エリア内を巡回するのですが、野生動物と同じ空気を吸えるあの開放感が心地良かったです。

ここで、私が直接見ることができた野生動物をいくつか紹介します。

シマウマ

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今回一番多く見ることができた動物。シマウマの縞模様が一頭ごとに全て異なることを初めて知りました。

キリン

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キリン親子。子どもたちが等間隔で立っているのがとにかく可愛い。正面で見ると、折れてしまうのではないかと心配するほどの首の細さでした。

ワイルド・ドッグ

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食事中に立ち会うことができました。見た目や仕草は犬と何ら変わりがありませんが、インパラを貪り食う姿に、思わず息を呑んでしまいました。

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今まで檻の中しか見ることがなかった動物と、こんなにも接近して見ることができて、大迫力、大興奮でした。

夜は、エリア内でキャンプをして過ごしたのですが、なんと、バリケードなどの人間の営みと自然を隔離する囲いは何もなく、ただの原っぱにテントを広げました。最初は、この頼りないテントでは、野生動物に襲われ、食べられてしまうのではないかと不安でいっぱいでしたが、そんな心配は無用でした。ライトを照らせば、遠くの方で光る目がいくつもこちらを見ていたり、夜中に肉食動物の鳴き声がしたり(私は爆睡していたので聞こえませんでしたが…)することはあっても、私たちのテントに近づいてくることはありません。「動物に襲われる」と不安になっていたのは、今まで私が「動物は人間と敵対関係にある」と勝手に思っていたからで、大昔の人類の祖先は、キャンプをしている私たちのように、「動物と共存していた」ということに気付かされたのです。まさに人類の起源の体感する唯一無二の経験でした。

マウンにはゲーム保護区だけでなく、観光客向けのレストランやカフェもたくさんあるので、ゲームリザーブ初心者にとっても行きやすいと思います。日本ではなかなか体験することができない大自然との一体感を味わいに、是非一度、モレミゲーム保護区を訪れてみてはいかかでしょうか。