ザンジバル水公社経営基盤整備プロジェクト

  • 種別:技プロ
  • 案件名:ザンジバル水公社経営基盤整備プロジェクト
  • 実施地域:ザンジバル
  • 協力期間:2007.9〜2010.12
  • 実施機関:水建設エネルギー国土省
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共同水栓を利用する住民とJICA専門家

ザンジバルでは、1964年の独立時より水道施設はすべて政府が管理し、住民は無料で水を使っていました。 しかし、政府の財政難などにより老朽化した水道施設の修理や新たな水源を開発することができておらず、その結果、人々に安全で十分な量の水を供給することができていません。

日本は、上記無償プロジェクトで新たな水源を開発したり送配水施設を整備したりする支援を行っていますが、安全な水の供給を自立的に継続させていく必要があります。そのためには、適切に水道料金を徴収し、設備の維持管理、修理を行うことが不可欠となり、2006年に新設されたザンジバル水公社(ZAWA)が水道料金をきちんと徴収できる体制を整備することを目標に、この技術協力プロジェクトが始まりました。

プロジェクトでは、ZAWAの職員に対して、JICA専門家5名が顧客データベース作成、料金徴収、苦情対応など、ZAWAが初めて行う「会社経営」のためのトレーニングを行っています。