「北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(NUFLIP)」で野菜栽培のための病中害対策デジタルガイドを作成しました。

2019年4月8日

ウガンダ北部のアチョリ地域で実施中のプロジェクト、NUFLIPでは、小規模農家の生計向上のため、市場志向型の野菜栽培・販売、及び栄養改善活動を通じた支援を実施しています。

ウガンダ北部では約90%の住民が農業に従事していますが、農業経験が少ない、技術力が低い、農業に投資する貯蓄が十分でない等の課題を抱え、多くの農民が自給的な農業に留まっています。また、気候変動による旱魃や水不足、病中害による被害が深刻で、食料の確保が困難な状況でもあります。

このような状況を踏まえ、NUFLIPでは野菜栽培のための病中害対策デジタルガイドを取り纏めました。6種類の作物(トマト、ナス、ピーマン、スイカ、キャベツ、タマネギ)を対象に、罹りやすい病気とその予防方法、作物につきやすい害虫と駆除対策を写真やイラストを用いて分かりやすく説明しています。

このデジタルガイドはPDF形式で纏められているため、1)インターネットに接続していなくても利用可能、2)スマートフォンにダウンロードしておけばいつでもアクセスが可能、3)アプリのインストールは不要、4)ハイパーリンクを張っているので使いやすく分かりやすい、というこれまでに無い教材です。プロジェクト対象農家や農業普及員からも非常に評判がよく、広く活用されています。興味がある方はダウンロードし、ご活用下さい。

(注)この病中害対策ガイドの中で使用されている写真は、NUFLIPの専門家が畑を回り一つひとつ撮影した写真を使用しています。