2022年4月1日
モザンビークにて実施している無償資金協力「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画」において、3月31日にワクチン運搬用ポータブル冷凍冷蔵庫22台が現地に届けられました。
この冷凍冷蔵庫(ツインバード工業製)は、冷却性に優れ、揺れに強く、自動車のシガーソケットから電源を取ることができるもので、悪路の多い地方遠隔地等で使用することも想定されています。
4月1日には引渡式が執り行われ、保健省より予防接種拡大計画担当のLeonildo Nhampossa氏と松本仁JICAモザンビーク事務所所長が出席しました。
Leonildo氏からは、新型コロナ対策やポリオ対策によるワクチンの普及に伴い、国内で冷凍冷蔵庫が不足していたところ、今回の支援は新型コロナ対策のプロセスを加速させ、ワクチンを廃棄することなく幅広く人々にいきわたらせることが可能となるというコメントと共に、迅速な支援への謝意が述べられました。
日本政府は、世界的な新型コロナウイルス感染症の収束のため、安全性、有効性、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスの確保が重要であるとの考えの下、ワクチンを接種現場まで届けるための「ラスト・ワン・マイル支援」を各国で実施しています。
今後もモザンビーク政府と協力しながら、ワクチン接種をさらに加速させ、誰一人取り残さないための保健サービス提供のための支援を継続します。
引き渡し式の様子
ワクチン運搬用ポータブル冷凍冷蔵庫