キルギスと日本の幼児教育をつなぐ新たなパートナーシップの形成 (キルギス日本センター)

2023年6月5日

株式会社コペルとキルギス天才日本学校は、2023年5月にキルギス日本センター(KRJC)の支援を通じて交流協定を締結しました。この新たなパートナーシップにより、日本とキルギスの幼児教育分野における交流が開始されました。

株式会社コペルは、日本の幼児教育企業としての豊富な経験と実績を持ち、日本および海外で500を超える幼児教室および児童発達支援スクールを展開しています。彼らは31年にわたり、2000を超える独自教材の開発とノウハウの蓄積を通じて、子供たちが飽きることなく学べる場の提供や、学びたい意欲や成長への要求を尊重し、その可能性を最大限に引き出す独自の教育環境を提供してきました。

一方、キルギス天才日本学校は、KRJCのビジネスコース『Mini-MBA』と『経営塾』で学んだ意欲溢れる若き女性経営者ジベック氏とアイペリ氏によって2018年に設立された私立学校です。同校はキルギスと日本の両文化を融合した教育を提供し、幼稚園から高等学校2年生に相当する第11学年までの教育を行っています。また、キルギス共和国で唯一のインクルーシブ教育を取り入れた学校として、教育界で先駆的な位置にある学校でもあります。

交流協定締結の一環として、株式会社コペルの代表取締役大坪信之氏と同社の大坪可奈講師が2023年5月17日から20日までの期間、キルギスを訪問しました。彼らはキルギス天才日本学校の教員や保護者向けにセミナーを開催し、その豊富な知識・経験・ノウハウと洞察力を通じて新たな視点を提供しました。

【画像】

また、キルギス教育省主催のオープンセミナーでは、幼児教育の専門家や関係者が最新の教育科学や育児理論について学ぶ機会を提供しました。このセミナーは、会場に集まった85名の教育者だけでなく、オンラインを通じて全国から61名の幼児教育関係者が参加しました。参加者の中には、キルギス共和国南部3州の教員を育成しているオシュ国立教育大学から20名の教員や学生たちも含まれており、活発な質問・意見交換が飛び交い、セミナーは大盛況に終わりました。

【画像】

新たなパートナーシップをさらに深める一環として、コペル社の大坪氏たちはキルギスの教育関係者と幅広く交流を行いました。中でも注目すべきは、キルギス国教育大臣との面談で、ここで日本とキルギスの幼児教育の現状と今後の方向性について活発な意見交換が行われました。

キルギス日本センターは、キルギスと日本の教育分野での連携を一つの重要な使命と位置づけています。私たちは引き続き、キルギスと日本の組織や人々が相互利益に基づく関係を構築していけるよう、スタッフ一同努力してまいります。

【画像】